GetVersionEx(A)

現在実行されているオペレーティングシステムのバージョンに関する拡張情報を取得します。

BOOL GetVersionExA(
    POSVERSIONINFO pVersionInfo
);

KERNEL32.DLL

引数

pVersionInfo

オペレーティングシステムのバージョン情報を格納するためのOSVERSIONINFO構造体のアドレスを指定します。

関数を呼び出す前に、この構造体のdwOSVersionInfoSizeメンバにOSVERSIONINFO構造体のサイズをセットしておく必要があります。

Windows NT 4.0 SP6 以降: このパラメータにOSVERSIONINFOEX構造体のアドレスを指定することができます。この構造体のdwOSVersionInfoSizeメンバにはOSVERSIONINFOEX構造体のサイズをセットしておく必要があります。

戻り値

成功すると0以外の値が返ります。

失敗すると0が返ります。拡張エラー情報を取得するには、GetLastError関数を使います。OSVERSIONINFO構造体またはOSVERSIONINFOEX構造体のdwOSVersionInfoSizeメンバに無効な値を指定すると関数は失敗します。

解説

GetVersionEx関数を使用して、アプリケーションが特定の環境で動作しているかどうかを決定する際には、バージョン番号が必要なバージョン番号以上であるかどうかで判断してください。このようにすると、以降のバージョンのオペレーティングシステムでも正しく動作するようになります。

オペレーティングシステムの特定の機能が使用可能かどうかを決定する目的で現在のオペレーティングシステムを特定することは最良の方法ではありません。なぜなら、再頒布可能DLLによってオペレーティングシステムに新しい機能が追加される可能性があるためです。GetVersionEx関数を使用してオペレーティングシステムのプラットフォームやバージョン番号を決定するのではなく、その機能(関数)自体が存在するかどうかで判断するべきです。

対応情報

Windows 95 以降 / Windows NT 3.5 以降