WM_COPYDATA

WM_COPYDATAメッセージは、別のアプリケーションにデータを渡すために送信されます。

このメッセージを送信するにはSendMessage関数を使います。

#define  WM_COPYDATA    0x004A

パラメータ

wParam

データの送信側のウィンドウハンドル

lParam

渡されるデータを格納したCOPYDATASTRUCT構造体へのポインタ

戻り値

受信側アプリケーションは、このメッセージを処理した場合には1 (TRUE) を返すべきです。それ以外の場合には0 (FALSE) を返すべきです。

解説

ポインタや受信側アプリケーションがアクセスできない他のオブジェクトへの参照を渡されるデータに含めてはいけません。

このメッセージが送信されている間、送信側プロセスの別スレッドによって参照データが変更されないようにしなければいけません。

受信側アプリケーションは、参照データが読み取り専用であることを考慮すべきです。lParamパラメータはメッセージが処理されている間のみ有効です。受信側アプリケーションは、lParamパラメータが指すメモリブロックを解放してはいけません。受信側アプリケーションは、SendMessage関数が制御を返した後でデータにアクセスする場合には、ローカルバッファにデータをコピーしておく必要があります。

対応情報

Windows 95 以降 / Windows NT 3.1 以降