Shell_NotifyIcon(A)

タスクバーのステータスエリアにメッセージを送信します。

BOOL Shell_NotifyIconA(
    DWORD   dwMessage,     // 送信するメッセージ
    PNOTIFYICONDATA  pnid  // NOTIFYICONDATA構造体
);

SHELL32.DLL

引数

dwMessage

システムに送信するメッセージの種類を指定します。以下の値のいずれかを指定します。

意味
0x00000000 (NIM_ADD)

ステータスエリアにアイコンを追加します。

0x00000001 (NIM_MODIFY)

アイコンを変更します。

0x00000002 (NIM_DELETE)

アイコンを削除します。

0x00000003 (NIM_SETFOCUS)

Version 5.00 以降: タスクバー通知エリアにフォーカスを返します。タスクバーアイコンは、ユーザーインターフェース操作が完了したときにこのメッセージを送るべきです。例えば、タスクバーアイコンにショートカットメニューを表示して、ユーザーが ESC キーを押してキャンセルしたときに、このメッセージを送信してフォーカスをタスクバー通知エリアに返すべきです。

0x00000004 (NIM_SETVERSION)

Version 5.00 以降: pnid パラメータで指定される NOTIFYICONDATA 構造体の uVersion メンバで指定されるバージョンに従って振舞うようにタスクバーに指定します。このメンバのデフォルト値は 0 であり、原型の Windows 95 の通知アイコンにおける振舞いになります。

pnid

必要な情報を格納した NOTIFYICONDATA 構造体のアドレスを指定します。構造体の内容は dwMessage パラメータに依存します。

戻り値

関数が成功すると 1 (TRUE) が返ります。それ以外の場合には 0 (FALSE) が返ります。

dwMessage パラメータに NIM_SETVERSION を指定した場合には、バージョンがうまく変更されると 1 (TRUE) が返ります。指定されたバージョンがサポートされていない場合には 0 (FALSE) が返ります。

解説

Windows 2000/Me 以降にあるバージョン 5.0 以降のシェルでは、 Shell_NotifyIcon 関数によるマウスおよびキーボードイベントの扱いが Windows 95/98/NT 4.0 にある従来のシェルとは異なります。

dwMessage パラメータに NIM_SETVERSION を指定してこの関数を呼び出すことで、どちらの振舞いをするかを選択することができます。

対応情報

Shell32.dll Version 4.00 以降

Windows 95 以降 / Windows NT 4.0 以降