イントロダクション

はじめに

いきなりですが、番外編としてCOMについてやります。理由は何となくです。ただそれだけです。(^^;;

とは言ったものの、COMについて取り上げているWebサイトや書籍というものは結構少なかったりしますし、それをHSPから利用するなどとなると、ほぼ皆無です。わたしもCOMについての詳しい知識はあまり持ちませんし。そんなことで、ここでの説明は、もしかしたら間違った部分もあるかも。そこのところ、了承しておいてください。

COMはなかなか複雑な構造をしていて(理解すれば簡単なのかもしれませんが)、手順も複雑なのです。そもそも、「COMとは何か」という概念的な説明をすることが、なかなか難しいものです。

COMは理論より実践、習うより慣れろの世界なので、実際にやってみるのがいいでしょう。

LOLLIPOPモジュールについて

HSPでは新しいCOMコンポーネントを実装することはできませんが、Windowsが持つシステムコンポーネントや他のプログラマが作成したコンポーネントの機能を(全部ではありませんが)利用することができます。ここでは、COMの操作のためにLOLLIPOPモジュールを使います。LOLLIPOPモジュールはこれまでRiffRaffさんが開発されてきたのですが、現在では私ちょくとがその開発と管理を引き継いでおります。私のページからLOLLIPOPモジュールをダウンロードしておいてください。(現在のバージョンは3.00)

このLOLLIPOPモジュールは、loadlib命令群を使用することによって、COMオブジェクトの作成とインターフェースの取得、インターフェースポインタからのメソッドの呼び出しなど、HSPからCOMを扱う上での便利な機能を提供して、COMオブジェクトへのアクセスを可能にしています。

また、このLOLLIPOPモジュールは、HSP 2.6以上で実行させることを前提に作られています。このページでは、現在の最新バージョンであるHSP 2.61を使用していきます。