EM_GETSEL

エディットコントロールで現在選択されている範囲を取得します。このメッセージをリッチエディットコントロールに送信することもできます。

このメッセージを送信するには SendMessage 関数を使います。

#define  EM_GETSEL        0x00B0

wParam = pStart;
lParam = pEnd;

パラメータ

pStart

選択されている領域の最初の文字の位置を格納するための変数のアドレスを指定します。このパラメータに 0 (NULL) を指定することもできます。

pEnd

選択されている領域の最後の文字の次の位置を格納するための変数のアドレスを指定します。このパラメータに 0 (NULL) を指定することもできます。

戻り値

現在選択されている範囲が返ります。戻り値の下位ワードは選択されている領域の最初の文字の位置を、上位ワードは選択されている領域の最後の文字の次の位置を表します。これらのうち、どちらか一方でも 65,535 を超える場合には、戻り値は -1 になります。

選択されている領域の位置を完全な32ビット値で取得するには、 pStart パラメータおよび pEnd パラメータで指定された変数に返される値を参照すべきです。

解説

Rich Edit: リッチエディットコントロールでは、同じ情報を取得するのに EM_EXGETSEL メッセージを使用することもできます。

対応情報

Windows 95 以降 / Windows NT 3.1 以降