WM_MBUTTONUP メッセージは、ウィンドウのクライアント領域でユーザーがマウスの中央ボタンを離したときにポストされます。マウスキャプチャーされている場合は、メッセージはキャプチャーしているウィンドウにポストされます。キャプチャーされていない場合は、マウスカーソルの下にあるウィンドウにポストされます。
ウィンドウは、ウィンドウプロシージャを介してこのメッセージを受け取ります。
#define WM_MBUTTONUP 0x0208 fwKeys = wParam; // キーフラグ xPos = lParam & 0xFFFF; // カーソルx座標 yPos = (lParam >> 16) & 0xFFFF; // カーソルy座標
wParam パラメータの値。
どの仮想キーが押されているのかが指定されます。以下の値の組み合わせになります。
値 | 意味 |
---|---|
0x0001 (MK_LBUTTON) | マウスの左ボタンが押されています。 |
0x0002 (MK_RBUTTON) | マウスの右ボタンが押されています。 |
0x0004 (MK_SHIFT) | [Shift] キーが押されています。 |
0x0008 (MK_CONTROL) | [Ctrl] キーが押されています。 |
0x0010 (MK_MBUTTON) | マウスの中央ボタンが押されています。 |
0x0020 (MK_XBUTTON1) | Windows 2000/XP: 1番目の X ボタンが押されています。 |
0x0040 (MK_XBUTTON2) | Windows 2000/XP: 2番目の X ボタンが押されています。 |
lParam パラメータの下位ワードの値。
カーソルのx座標がクライアント座標で指定されます。
lParam パラメータの上位ワードの値。
カーソルのy座標がクライアント座標で指定されます。
アプリケーションがこのメッセージを処理した場合は 0 を返します。
Windows 95 以降 / Windows NT 3.1 以降