LVCOLUMN

リストビューのカラム(列)の情報が格納されます。カラムの作成や変更、情報の取得などに使用されます。

typedef struct _LVCOLUMN {
    UINT mask;         // 有効メンバを示すフラグ
    int  fmt;          // 列の配置
    int  cx;           // カラムの幅
    LPTSTR pszText;    // カラムのヘッダの文字列
    int  cchTextMax;   // pszTextのサイズ
    int  iSubItem;     // カラムのサブアイテムインデックス
#if (_WIN32_IE >= 0x0300)
    int  iImage;       // イメージのインデックス
    int  iOrder;       // カラムのオフセット
#endif
} LVCOLUMN, FAR *LPLVCOLUMN;

※ #if〜#endif は comctl32.dll Version4.70 以降で有効

メンバ

mask

どのメンバが有効かを表すフラグを指定します。以下の値の組み合わせで指定します。

有効なメンバ
0x0001 (LVCF_FMT) fmt
0x0002 (LVCF_WIDTH) cx
0x0004 (LVCF_TEXT) pszText
0x0008 (LVCF_SUBITEM) iSubItem
0x0010 (LVCF_IMAGE) Version 4.70 以降: iImage
0x0020 (LVCF_ORDER) Version 4.70 以降: iOrder
fmt

カラムのヘッダおよびサブアイテムのテキストの配置を示します。以下の値のいずれかになります。

意味
0x0000 (LVCFMT_LEFT)

テキストが左に配置されます。

0x0001 (LVCFMT_RIGHT)

テキストが右に配置されます。

0x0002 (LVCFMT_CENTER)

テキストが中央に配置されます。

0x0800 (LVCFMT_IMAGE)

Version 4.70 以降: アイテムはイメージリストのイメージを表示します。

0x1000 (LVCFMT_BITMAP_ON_RIGHT)

Version 4.70 以降: ビットマップをアイテムの右側に表示します。これは、ヘッダアイテムに割り当てられたイメージリストのイメージには影響しません。

0x8000 (LVCFMT_COL_HAS_IMAGES) Version 4.70 以降: ヘッダアイテムはイメージリスト中のイメージを含みます。

一番左のカラムのテキストは常に左側に配置されます。これを変更することはできません。

cx

カラムの幅がピクセル単位で格納されます。

pszText

カラムの情報を設定する場合は、ヘッダに表示される文字列のアドレスを指定します。カラムの情報を取得する場合は、ヘッダに表示される文字列を格納するためのバッファのアドレスを指定します。

cchTextMax

カラムの情報を取得する場合は、pszText メンバで指定されるバッファのサイズを指定します。そうでない場合は、このメンバは無視されます。

iSubItem

カラムに関連付けられるサブアイテムのインデックスが格納されます。

iImage

Version 4.70 以降: イメージリスト中のイメージの 0 から始まるインデックスを示します。指定したイメージがカラム中に表示されます。

iOrder

Version 4.70 以降: カラムのオフセットを示します。

対応情報

Windows 95 以降 / Windows NT 3.51 以降

変数との対応

HSP 変数 メンバ
メンバ名 オフセット サイズ
lvcolumn.0 mask 0 4
lvcolumn.1 fmt 4 4
lvcolumn.2 cx 8 4
lvcolumn.3 pszText 12 4
lvcolumn.4 cchTextMax 16 4
lvcolumn.5 iSubItem 20 4
lvcolumn.6 iImage 24 4
lvcolumn.7 iOrder 28 4