OSVERSIONINFO

オペレーティングシステムのバージョン情報が格納されます。この構造体は GetVersionEx 関数で使用されます。

typedef struct _OSVERSIONINFO {
    DWORD  dwOSVersionInfoSize;  // 構造体サイズ(=148)
    DWORD  dwMajorVersion;       // メジャーバージョン番号
    DWORD  dwMinorVersion;       // マイナーバージョン番号
    DWORD  dwBuildNumber;        // ビルドナンバー
    DWORD  dwPlatformId;         // プラットフォームID
    TCHAR  szCSDVersion[128];    // 追加情報
} OSVERSIONINFO, *POSVERSIONINFO, *LPOSVERSIONINFO;

メンバ

dwOSVersionInfoSize

構造体のサイズを指定します。 ANSI 版では 148 を指定します。

dwMajorVersion

オペレーティングシステムのメジャーバージョン番号が格納されます。オペレーティングシステムのメジャーバージョン番号は以下のようになります。

オペレーティングシステム	メジャーバージョン番号
Windows 95 / 98 / Me	4
Windows NT 3.51	3
Windows NT 4.0	4
Windows 2000 / XP / Server 2003	5

dwMinorVersion

オペレーティングシステムのマイナーバージョン番号が格納されます。オペレーティングシステムのマイナーバージョン番号は以下のようになります。

オペレーティングシステム	マイナーバージョン番号
Windows 95	0
Windows 98	10
Windows Me	90
Windows NT 3.51	51
Windows NT 4.0	0
Windows 2000	0
Windows XP	1
Windows Server 2003	2

dwBuildNumber

Windows NT/2000/XP： オペレーティングシステムのビルドナンバーが格納されます。

Windows 95/98/Me： 下位ワードにはオペレーティングシステムのビルドナンバーが格納されます。上位ワードにはメジャーバージョン・マイナーバージョンが格納されます。

dwPlatformId

システムのプラットフォームを識別する値が格納されます。次のいずれかの値になります。

値	意味
0 (VER_PLATFORM_WIN32s)	Windows 3.1 上で実行する Win32s
1 (VER_PLATFORM_WIN32_WINDOWS)	Windows 9x ベースの Win32
2 (VER_PLATFORM_WIN32_NT)	Windows NT ベースの Win32

szCSDVersion

Windows NT/2000/XP： サービスパックがインストールされている場合は、その情報を示す文字列が格納されます（例：“Service Pack 3”）。それ以外の場合は空文字列になります。

Windows 95/98/Me： オペレーティングシステムの追加バージョン情報を示す文字列が格納されます。例えば、 Windows 95 OSR 2 では " C" が、 Windows 98 Second Edition では " A" が格納されます。

解説

オペレーティングシステムの分類は以下のようになります。

対応情報

Windows 95 以降 / Windows NT 3.5 以降

変数との対応 (ANSI 版の場合)