ImageList_Create

新しいイメージリストを作成します。

HIMAGELIST ImageList_Create(
    int  cx,        // イメージの幅
    int  cy,        // イメージの高さ
    UINT flags,     // イメージリストのタイプ
    int  cInitial,  // イメージ数の初期値
    int  cGrow      // 拡張イメージ数
);

COMCTL32.DLL

引数

cx, cy

イメージリストに含むイメージのサイズをピクセル単位で指定します。

flags

作成するイメージリストのタイプを指定します。

使用するビットマップに関して、以下の値の1つを指定します

意味
0x0000 (ILC_COLOR)

デフォルトのイメージリストを作成します。通常は ILC_COLOR4 (古いディスプレイドライバでは ILC_COLORDDB )と同じです。

0x0004 (ILC_COLOR4)

イメージリストに 4bit (16色) DIB (デバイス独立ビットマップ)を使用します。

0x0008 (ILC_COLOR8)

イメージリストに 8bit (256色) DIB を使用します。

0x0010 (ILC_COLOR16)

イメージリストに 16bit (HighColor) DIB を使用します。

0x0018 (ILC_COLOR24)

イメージリストに 24bit (TrueColor) DIB を使用します。

0x0020 (ILC_COLOR32)

イメージリストに 32bit (TrueColor) DIB を使用します。

0x00FE (ILC_COLORDDB)

イメージリストに DDB (デバイス依存ビットマップ)を使用します。

さらに、以下の値を組み合わせて使用することができます。

意味
0x0001 (ILC_MASK)

マスクを使用します。この値が指定されると、イメージリストには1つのイメージにつき表示イメージとマスクイメージの2つのビットマップを持ちます。

0x2000 (ILC_MIRROR)

Version 6.00 以降: Windows は、ヘブライ語やアラビア語などの右から左向きに読まれる言語を表示するために、ミラーリング(RTL(right-to-left) レイアウトの表示)をさせることができます。 ミラーリングされている Windows では、リスト中のイメージは鏡映表示になります(ひっくり返されて左右逆向きに表示されます)。このフラグは、それらのバージョンの Windows で、自動的に鏡映表示にならないように指定します。

0x8000 (ILC_PERITEMMIRROR)

Version 6.00 以降: ILC_MIRROR を使用しているイメージリストで、複数のイメージが連なったビットマップを指定するためには、このフラグを指定します。このフラグが効果をもつためには ILC_MIRROR が指定されていなくてはなりません。

cInitial

イメージリストが最初に保持しているイメージの数を指定します。

cGrow

システムが新しいイメージを格納するためにリストのサイズを変更する必要があるとき、イメージリストを拡張できるイメージ数を指定します。この値は、サイズ変更されたイメージリストが持てる新しいイメージの数を表します。

戻り値

成功すると作成されたイメージリストのハンドルが返ります。

失敗すると 0 (NULL) が返ります。

対応情報

Windows 95 以降 / Windows NT 3.51 以降