リストビューコントロールのアイテムを検索する際に使用される情報が格納されます。
typedef struct tagLVFINDINFO { UINT flags; // 検索のタイプを示すフラグ LPCTSTR psz; // 文字列のアドレス LPRARAM lParam; // アイテムの持つ32ビット値 POINT pt; // アイテムの位置 UINT vkDirection; // 検索方向を示す仮想キーコード } LVFINDINFO, FAR* LPFINDINFO;
アイテム検索のタイプを表すフラグを指定します。ここで指定されたフラグによって、この構造体の有効なメンバが変わります。以下の値の組み合わせで指定します。
値 | 意味 |
---|---|
0x0001 (LVFI_PARAM) | lParam メンバに基づいて検索します。 LVITEM 構造体の lParam メンバがこの値と同じアイテムを検索します。このフラグが指定された場合は、他のフラグは無視されます。 |
0x0002 (LVFI_STRING) | アイテムの文字列に基づいて検索します。アイテムの持つ文字列が、 psz メンバで示される文字列と完全に一致するアイテムを検索します。 |
0x0008 (LVFI_PARTIAL) | アイテムの文字列が、 psz メンバで示された文字列で始まるアイテムを検索します。 |
0x0020 (LVFI_WRAP) | 該当するアイテムが見つからない場合は、最初に戻って検索を続けます。 |
0x0040 (LVFI_NEARESTXY) | pt メンバで指定された位置から vkDirection メンバで指定された方向に最も近い位置にあるアイテムを検索します。 |
アイテムのテキストと比較するための文字列のアドレスを指定します。 mask メンバで LVFI_STRING または LVFI_PARTIAL が指定されている場合のみ有効です。
リストビューアイテムの LVITEM 構造体の lParam メンバと比較するための値を指定します。 mask メンバで LVFI_PARAM が指定されている場合にのみ有効です。
検索を開始するための位置を格納した POINT 構造体を示します。 mask メンバで LVFI_NEARESTXY が指定されている場合にのみ有効です。
検索する方向に対応するカーソルキーの仮想キーコードを指定します。以下の値がサポートされます。
仮想キーコード | キー |
---|---|
0x21 (VK_PRIOR) | [Page Up] |
0x22 (VK_NEXT) | [Page Down] |
0x23 (VK_END) | [End] |
0x24 (VK_HOME) | [Home] |
0x25 (VK_LEFT) | [←] |
0x26 (VK_UP) | [↑] |
0x27 (VK_RIGHT) | [→] |
0x28 (VK_DOWN) | [↓] |
mask メンバで LVFI_NEARESTXY が指定されている場合にのみ有効です。
Windows 95 以降 / Windows NT 3.51 以降
HSP 変数 | メンバ | ||
---|---|---|---|
メンバ名 | オフセット | サイズ | |
lvfi.0 | mask | 0 | 4 |
lvfi.1 | psz | 4 | 4 |
lvfi.2 | lParam | 8 | 4 |
lvfi.3 | pt.x | 12 | 4 |
lvfi.4 | pt.y | 16 | 4 |
lvfi.5 | vkDirection | 20 | 4 |