現在のスレッドの擬似ハンドルを取得します。この擬似ハンドルは呼び出したスレッドにおいてのみスレッドハンドルとして有効です。
HANDLE GetCurrentThread(VOID);
KERNEL32.DLL
引数はありません。
現在のスレッドの擬似ハンドルが返ります。
この関数によって取得されるハンドルは擬似ハンドルです。スレッドハンドルを必要とする関数を呼び出す際に、呼び出し側スレッドは、自分自身のスレッドを指定するのに、この擬似ハンドルを使用することができます。
擬似ハンドルは、自身のスレッドオブジェクトへの、可能な限りのアクセスを持ちます。セキュリティデスクリプタをサポートするシステムでは、セキュリティデスクリプタによって許される最大のアクセスを持ちます。セキュリティデスクリプタをサポートしないシステムでは、すべてのアクセス（ THREAD_ALL_ACCESS ）を持ちます。
この関数で取得される擬似ハンドルは、不要になっても CloseHandle 関数でクローズする必要はありません。
擬似ハンドルではなく実ハンドルを取得するには、 OpenThread 関数または DuplicateHandle 関数を使います。
Windows 95 以降 / Windows NT 3.1 以降