アプリケーションインスタンスに関連付けられた実行可能ファイルから、指定されたアイコンリソースをロードします。この関数は、 LoadImage 関数に取って代わられましたが、まだ使用できます。
HICON LoadIconA( HINSTANCE hInstance, // インスタンスハンドル PCSTR pIconName // リソース名/リソースID );
USER32.DLL
実行可能ファイルにアイコンリソースが入っているモジュールのインスタンスハンドルを指定します。
Windows システム定義の標準アイコンをロードするときは 0 (NULL) を指定します。
hInstance パラメータに 0 (NULL) 以外の値を指定した場合は、ロードするアイコンのリソース名へのポインタを指定します。または上位ワードに 0 を、下位ワードにリソース ID を入れた値を指定します。
hInstance パラメータに 0 (NULL) を指定した場合は、以下の値のいずれかを指定します。
値 | 意味 |
---|---|
32512 (IDI_APPLICATION) | デフォルトアプリケーションアイコン |
32513 (IDI_HAND, IDI_ERROR) | ストップ印のアイコン |
32514 (IDI_QUESTION) | 疑問符のアイコン |
32515 (IDI_EXCLAMATION, IDI_WARNING) | 感嘆符のアイコン |
32516 (IDI_ASTERISK, IDI_INFORMATION) | アスタリスクアイコン(吹き出しの中に i の文字) |
32517 (IDI_WINLOGO) | Windows ロゴアイコン
Windows XP: デフォルトアプリケーションアイコン |
成功した場合はロードされたアイコンのハンドルが返ります。
失敗した場合は 0 (NULL) が返ります。拡張エラー情報を取得するには、 GetLastError 関数を使います。
この関数は、アイコンのリソースがまだロードされていない場合にだけ、リソースをロードします。すでにロードされている場合は、既存のリソースのハンドルを返します。
アイコンが不要になっても DestroyIcon 関数などでアイコンを破棄してはいけません。
この関数は、アイコンのリソースから、現在の画面に最も適したアイコンを検索します。アイコンリソースは、カラービットマップまたはモノクロビットマップにすることができます。アイコンのサイズは、 GetSystemMetrics 関数で引数として SM_CXCURSOR や SM_CYCURSOR を渡したときに得られる値でなければなりません。それ以外のサイズのアイコンをロードするには、 LoadImage 関数を使用します。
Windows 95 以降 / Windows NT 3.1 以降