アップダウンコントロールの親ウィンドウに、アップダウンコントロールのポジションが変更されようとしていることを通知します。
この通知メッセージは WM_NOTIFY メッセージ形式で送信されます。
#define UDN_DELTAPOS -722 pnmud = lParam; // 構造体のハンドル
lParam パラメータの値。
NMUPDOWN 構造体のアドレスを示します。
この構造体の hdr メンバで示される NMHDR 構造体の hwndFrom メンバにはコントロールのハンドルが、 idFrom メンバにはコントロールの ID が、 code メンバには -722 (UDN_DELTAPOS) がそれぞれ格納されています。
この構造体の iPos メンバにはコントロールの現在のポジションが格納されています。 iDelta メンバには変化されようとしているポジションの変化量が符号付き整数値で格納されています。コントロールの上矢印ボタンが押されると正の値が格納され、下矢印ボタンが押されると負の値が格納されます。
コントロールのポジションが変更されないようにするには 0 を返します。
コントロールのポジションの変更を許可するには 0 以外の値を返します。
UDN_DELTAPOS 通知メッセージは WM_VSCROLL メッセージまたは WM_HSCROLL メッセージよりも前に送られます。実際にコントロールのポジションを変更するには WM_VSCROLL メッセージまたは WM_HSCROLL メッセージを用い、 UDN_DELTAPOS 通知メッセージはポジションの変化の許可・不許可を決定するのに用います。
Windows 95 以降 / Windows NT 3.51 以降