SELCHANGE

エディットコントロールの新しい選択範囲の情報を格納します。この構造体は、リッチエディットコントロールが親ウィンドウに EN_SELCHANGE 通知メッセージを送信する際に使用されます。

typedef struct _selchange {
    NMHDR     nmhdr;   // NMHDR構造体
    CHARRANGE chrg;    // 選択範囲
    WORD      seltyp;  // 含まれる内容の種類
} SELCHANGE;

メンバ

nmhdr

通知メッセージについての情報を含む NMHDR 構造体が格納されます。この構造体の code メンバには EN_SELCHANGE 通知コード (0x0702) が格納されます。

chrg

新しい選択範囲を指定した CHARRANGE 構造体が格納されます。

seltyp

新しい選択範囲に含まれる内容に関しての値が格納されます。何も選択されていない場合は 0x0000 (SEL_EMPTY) が格納されます。選択されている場合は、以下の値の組み合わせになります。

含まれる内容
0x0001 (SEL_TEXT) テキスト
0x0002 (SEL_OBJECT) 少なくとも1つのOLEオブジェクト
0x0004 (SEL_MULTICHAR) 複数の文字
0x0008 (SEL_MULTIOBJECT) 複数のOLEオブジェクト

対応情報

Windows 95 以降 / Windows NT 4.0 以降

変数との対応

HSP 変数 メンバ
メンバ名 オフセット サイズ
nmud.0 nmhdr hwndFrom 0 4
nmud.1 idFrom 4 4
nmud.2 code ( = EN_SELCHANGE ) 8 4
nmud.3 chrg cpMin 12 4
nmud.4 cpMax 16 4
nmud.5 1バイト目 seltyp 20 2
2バイト目
3バイト目 未使用(アライメント処理) 22 2
4バイト目