以下は、ツールバーのボタンのスタイルを示すビットフラグです。これらのフラグの組み合わせで、ボタンのスタイルが定義されます。
値 | 意味 |
---|---|
0x0000 (BTNS_BUTTON, TBSTYLE_BUTTON) | 標準の押しボタンを作成します。 |
0x0001 (BTNS_SEP, TBSTYLE_SEP) | セパレータ(区切り線)を作成します。セパレータは、各ボタンをグループに分ける役割を持ちます。このスタイルを持つボタンは、ユーザーからの入力を受け付けません。 |
0x0002 (BTNS_CHECK, TBSTYLE_CHECK) | トグル動作をするボタンを作成します。このボタンは、押された状態と押されていない状態の2つの状態を持ち、ユーザーがクリックするたびに状態が切り替わります。 |
0x0004 (BTNS_GROUP, TBSTYLE_GROUP) | グループのほかのボタンが押されるまで、押されたままの状態になるボタンを作成します。 |
0x0006 (BTNS_CHECKGROUP, TBSTYLE_CHECKGROUP) | グループのほかのボタンが押されるまで押されたままの状態になるトグルボタンを作成します。この状態は BTNS_CHECK と BTNS_CHECKGROUP を結合したものと同じです。 |
0x0008 (BTNS_DROPDOWN, TBSTYLE_DROPDOWN) | version 4.70 以降: ドロップダウンスタイルボタンを作成します。このスタイルを持つボタンは、ボタンがクリックされたときにリストを表示することができるようになります。通常のボタンは WM_COMMAND メッセージを送りますが、ドロップダウンボタンは TBN_DROPDOWN 通知メッセージを送ります。 ツールバーが TBSTYLE_EX_DRAWDDARROWS 拡張スタイルを持つ場合は、ドロップダウンボタンは、右側の区切られたセクションににドロップダウンの矢印ボタンを表示します。この場合、矢印ボタンがクリックされると TBN_DROPDOWN 通知メッセージが送られます。また、関連付けられているボタンが押されると、 WM_COMMAND メッセージが送られます。 |
0x0010 (BTNS_AUTOSIZE, TBSTYLE_AUTOSIZE) | version 4.71 以降: ボタンの幅をイメージのサイズとテキストのサイズの両方をもとにして計算します。 |
0x0020 (BTNS_NOPREFIX, TBSTYLE_NOPREFIX) | version 4.71 以降: ボタンのテキストに含まれるアンパサンド(&)などの文字を、関連付けられているアクセラレータのプレフィックス文字として解釈しないように指定します。 |
0x0040 (BTNS_SHOWTEXT) | version 5.81 以降: ボタンテキストを表示するように指定します。すべてのボタンはテキストを持ちますが、このスタイルを持つボタンのみがそれを表示します。このスタイルを持たないボタンでは、カーソルがボタンの上に置かれたときに、テキストが自動的にツールチップとして表示されます。ツールチップが表示されないようにするには、 TBN_GETINFOTIP 通知メッセージを処理する必要があります。このボタンスタイルは TBSTYLE_LIST スタイルおよび TBSTYLE_EX_MIXEDBUTTONS 拡張スタイルを持つツールバーでのみ有効です。 |
0x0080 (BTNS_WHOLEDROPDOWN) | version 5.80 以降: ドロップダウン矢印ボタンを、区切られたセクションとしてではなく同一のボタンとして表示します。このスタイルを持つボタンは、ツールバーが TBSTYLE_EX_DRAWDDARROWS 拡張スタイルを持っているかどうかに関わらず、同じ振舞いをします。 |