TB_SETIMAGELIST

ツールバーがデフォルト状態にあるボタンのイメージを表示するのに使用するイメージリストを設定します。

このメッセージを送信するには SendMessage 関数を使います。

#define  TB_SETIMAGELIST    0x0430

wParam = iImageID;
lParam = himlNew;

パラメータ

iImageID

Version 4.72 以前: 0 を指定しなければなりません。

Version 5.80 以降: イメージリストのインデックスを指定します。イメージリストを1つしか使用しない場合は 0 を指定します。

himlNew

イメージリストのハンドルを指定します。このパラメータに 0 (NULL) を指定すると、ボタンにイメージが表示されなくなります。

戻り値

以前にデフォルト状態にあるボタンを表示するのに使用されていたイメージリストのハンドルが返ります。

以前にイメージリストが設定されていなかった場合には 0 (NULL) が返ります。

解説

このメッセージは TB_ADDBITMAP メッセージと兼用することはできません。また、内部で TB_ADDBITMAP メッセージを呼び出す CreateToolbarEx 関数を使用して作成されたツールバーにこのメッセージを送信することもできません。 CreateToolbarEx 関数を使用してツールバーを作成したり、 TB_ADDBITMAP メッセージを使用したりした場合には、ツールバーはイメージリストを内部で管理します。これを TB_SETIMAGELIST メッセージで変更しようとすると、予期しない結果を招く恐れがあります。

Version 5.80 以降: ツールバーコントロールに複数のイメージリストを設定することができます。この場合は以下のようにする必要があります。

  1. CCM_SETVERSION メッセージを iVersion パラメータに 5 を指定して送信します。

  2. 使用するそれぞれのイメージリストに対して、 TB_SETIMAGELIST メッセージを送信します。このとき、リストの識別値として使用するアプリケーション定義値を iImageID パラメータに指定します。

  3. TB_ADDBUTTONS メッセージを使用してボタンを追加する際に、 TBBUTTON 構造体の iBitmap メンバの上位ワードにはイメージリストの識別値( iImageID パラメータの値)を、下位ワードにはリスト中のイメージのインデックスを指定します。

対応情報

Comctl32.dll Version 4.70 以降

Windows 98 以降 / Windows 2000 以降

または Internet Explorer 3.0 以降をインストールした Windows 95 / NT 4.0